漫画から実写への落とし込み方が上手い。不満が無いわけではないけど、少なくとも麦わらの一味キャストはなるほど実在するとこんな感じかと思わせてくれる。
脚本も換骨奪胎しつつ、しっかり芯のある構成になっていてイーストブルー編をまとめ上げてる。
音楽の使い方も良し。ゴーイングメリー号出航シーンはジーンとした。
ただ演出面はかなり不満が残る。
広角レンズ背景ボケボケ、ステディカムでゆらゆらの謎カメラワーク。しかも作品の8、9割がこれ。そんなんで人物に寄るからもう大惨事。せっかく作り込まれた美術がもったいない。
漫画っぽさが残る部分も大分きつい。悪魔の実の表現もチープだし、ゴムゴムシリーズがかっこよくないのも致命的。
アクションは改善しないとグランドライン入ったらしんどそう。
クロスカッティングも多すぎて、無駄に複雑な語りになってるのも謎。
