賛否ある作品だとは思うけど、私はとっても好きだったよ！高校生の頃には展望したって、自信なんてまるで持てなかったけど、設計の肝は今からでも出来る！そんなエナジーに支えられた気がする。
大胆すぎる予算カットの演出、高校生じゃ毛頭考えないような人生設計をバラエティパートを織り交ぜながら展開していく。シルバープラン3つの柱、「人脈」「学習」「健康」を多岐に渡って考えていくので、結構勉強になる。もともとこの枠が大人向けなだけあって、中身は妥協なし。あくまで1つの意見としてのリードは引きつつも、論理的で説得力のある内容がうまく盛り込まれていて面白かった。
もちろんそれだけでは、このスコアは付けられない。そこを引き上げたのは、やはりキャストだ。初めましてだった鈴木ゆうかはバブルの雰囲気に凄くハマっているし、紺野彩夏は女帝感がプンプン。小宮璃央は柔らかい雰囲気が似合う男の子って感じだったし、祷キララはやや低めの声がハマり役。その父を松浦祐也が演じるのだから更に刺さる。また、脚本は『アルプススタンドのはしの方』の奥村徹也も参加。どうりで自分にハマる訳だ…。一方、スカートの中からのカメラワークなどの演出は要らなかったことは記しておきたい。
年越し前のギリギリまでやって8話で終わる忙しなさ。そして予算を守るためのチープ感全開の演出。それも含めて好きだったかも。これから先、人生に立ち止まって不安になった時に観てみたい。きっと進むべき方向を照らしてくれるはず。
