進むも地獄、戻るも地獄
借金で首が回らなくなった人たちが、賞金をかけて命懸けのゲームを戦うサスペンス。
よくあるデスゲームモノかと舐めていたら、あれよあれよとNetflix最大のヒット作に。それほどか？とは思ったが、よくできてはいるなぁ。
約60分×9話と韓国ドラマにしてはコンパクトで、サクッと見られる。ゲームが子供の遊びを元にしていてシンプルな分、プレイヤーの駆け引きに集中できる（日本のデスゲームモノは、ルールがややこしすぎる）。結果、緊張感がピークに達する第5ゲームからの最終3話は一気見必至。
主人公のギフン（イ・ジョンジェ）は、いい人ぽいけど典型的問題先送りタイプのダメ人間で、今一つ共感できず。対して、時に助け合い時に反目し合う幼馴染のサンウ（パク・ヘス）は、優秀だけど負けることを何よりも恐れて取り返しがつかないことをしちゃうっていう学歴社会の歪みに飲み込まれちゃった人で、こっちの方が共感できた。
一応ゲームが決着するところまでは良いけど、その後の勝者の行動や、主催者の行動はなんかモヤモヤ。謎も色々残ったままだし、制作決定したらしいシーズン2でスッキリさせてほしい。
