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となりのチカラのmaroのレビュー・感想・評価

となりのチカラ(2022年製作のドラマ)
3.5
2022年冬ドラマで面白かった順位:7/10
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

昭和~平成初期ぐらいなら「わかる」と思ったかもしれないドラマだったかなあ。
令和の今ではちょっと「わからない」(笑)

◆チカラの中途半端なおせっかいは共感できず

このドラマで「わからない」と思った部分は、どうしてそこまで他人の家庭に首を突っ込むのかということ。
リアルな人間関係が希薄な今だからこそ、っていうのはあるのかもしれない。
とはいえ、同じマンションに暮らしていても、隣にどんな人が住んでいるかわからない現代だと、チカラ(松本潤)の対応はかなりお腹いっぱいになりそう(笑)
これが社宅とか、同じ学校に通う子供がいるファミリー層がメインとかならまだしも。

そもそも、自分から他人の揉めごとに突っ込んでいくのは、もはや火の中に身を投げるようなもの。
自分の家庭を疎かにしてまでやることじゃないのでは、、、と観ながら思ってた。
まあ、それをやっちゃうからドラマになるんだけど(笑)

◆チカラの原動力とは

最終回で、なぜチカラが他人のことに首を突っ込むのかがようやく判明。
子供たちによりいい世界を残すのが大人の役目。
そのために、身近な人が安心して生きられる世界を作ると。
だから、自分にできることをコツコツやって、少しずつ変えようとしてた。
それは、チカラが父親の言葉に影響されたこと。

せっかくなら、もう少し父と母のエピソードは知りたかったかな。
セリフの中でしか出てこないから、父親の言葉を引用されても、あんまりピンと来ない(笑)

◆そんなわけで

「こんな松潤見たことない!」ってぐらいにはなかなか珍しい役どころだった。
見た目が若すぎるせいか、父親感ゼロだったから(笑)
個人的には、ソニンのベトナム人役と、清水尋也の表情が難しい青年役がすごくよかったと思う。
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