映画好きの柴犬

マイネーム: 偽りと復讐の映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

マイネーム: 偽りと復讐(2021年製作のドラマ)
3.7
惜しい

 父を殺された少女(ハン・ソヒ)が、麻薬組織の一員となり、犯人探しのために警察に潜入する、クライムサスペンスドラマ。

 Netflixで人気の韓流ドラマ。「イカゲーム」と同様、韓流ドラマにしてはコンパクトな60分弱×8話という構成で見やすい。父親殺しの犯人探しが焦点なんだけど、1話ごとに局面が変わるスピーディーな展開なのもいい。アクションもドラマにしては頑張ってた。

 ただ、人物の掘り下げが中途半端だったかな。父にまつわる因縁を韓国ドラマ得意のフラッシュバックとかで掘り下げておけば、クライマックスでの犯人の行動への説得力も上がったし、感動もより一層だったように思う。

 クライマックスの最終話が、ちょっと引っ張りすぎで間伸びしてたのも残念。もっと切り詰めて、映画にした方が良かったかも。

 ほとんど笑わないハン・ソヒのクールな表情はよし。「梨泰院クラス」のバカ息子役がハマりすぎてたアン・ボヒョンはちゃんとかっこよかった。