面白かった。
引っ越してきた駐在、カニバリズム、村のチンピラ、村人の監視、とかは村が舞台の作品にはよく出てくるんだけれど、本作はそのへんのバランスが良いのか、既存の作品にはない絶妙な閉塞感と疑心暗鬼&胸糞な気持ちを味わせてくれる。
下手すりゃあ実写のほうがマンガよりも面白かったかも。音楽も良かったし。
(マンガを先に読んでいる状態で実写版を観て、そっちのほうが面白かったことってほとんどない気がする)
最後まで一気に配信してくれれば良かったのになー、チクショー。
マンガもちょうどこの実写版と同じくらいのところまで読んでたので二重に続きが気になるわ。
駐在の役が柳楽優弥ってなんか違うんだよな、って最初は思ったんだけど、話が進んでいくにつれて、柳楽優弥じゃなきゃダメだ、ってなってた。もう完全に"ディストラクション・ベイビーズ"だったわ。
あと、チンピラ一家のリーダー的な役の笠松将が最高。
これ系の役をやらせたら、この人の右に出る者はいないやね。
先日観た"イニシェリン島の精霊"のせいで村とか島とかには絶対住みたくねぇって思ったけど、本作を観てオレが村に住むことは完全になくなったなぁ。
元からその予定もないのだけれども。