木野エルゴ

チャペルウェイト 呪われた系譜の木野エルゴのレビュー・感想・評価

2.2
捕鯨船の船長チャールズ・ブーンは妻を失い悲嘆に暮れていた。そんな彼の元に従兄弟のスティーブンから遺産の館「チャペルウェイト」を譲渡する内容が書かれた手紙が届く。チャールズは子供3人を連れて移り住むが、村人たちは異常なまでにブーン家を忌み嫌っていた。ままならない新生活に苦辛するチャールズ自身にも一族にまつわる呪いの影が忍び寄っていた。

エイドリアン・ブロディが製作・主演したスティーブン・キング原案のゴシックホラー。ゴア表現はそれほどないが虫が大量に出てくるのでエントモフォビア(昆虫恐怖症)は注意が必要。

魔術要素を含んだ本に呪われた主人公が、人ならざる闇の集団と対立する話がメイン。敵側は人じゃないとは言え、なかなか死なない以外に特殊能力があるわけではないし、味方陣営も戦い慣れしていないので戦闘シーンが地味。展開がワンパターンなので少しダレる。

機能不全の家族が色々な事件を超えた結果、さらにややこしい状況に陥って物語が終わる。事件自体は終結してハッピーエンドなんだろうが、この後のことを考えると家族がとても気の毒。

しかしブロディは痛めつけられる役が多い。
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