原作未読。ハーレム結婚から多岐に考え方を落とし込み、割と色々考えさせられた。山田佳奈さんの脚本もいいし、二宮崇監督の演出もハマっていた。
ハーレム婚。略してハレ婚。凄くタッチはコメディだし、下心も全開。その中でも、「なぜ結婚するのか？」とか、「愛していいのは一人だけなのか？」とか、意外と本質を突いてくる。恋愛の領域を超えた、結婚だからこその問題が絡んでくることもあり、その辺が新しくて新鮮。ビジュアルの徹底もあり、あまり見ないタイプのドラマになったのではないか。
監督はドラマ「ゆるキャン△」シリーズなどを手掛ける二宮崇氏。脚本は人間をむき出しにする描写に定評がある山田佳奈氏。深夜ドラマとしての土台は固め。何処がどうとはあまり覚えていないが、感心させられることが多々あった。
そんなハレ婚の主人公は島崎遥香さん。イメージに合っていない気がしたが、そんな不安はすぐに払拭された。台詞に重みを持たせていたし、今となっては適役だ。また、柳ゆり菜さんも浅川梨奈さんもバッチリ。スタイルが良いので、東京サマーランドのシーンは圧巻。ごっつぁんでした。笑
原作ファンの期待を超えられなかった部分はあるのかもしれないが、ドラマらしい連続性とビジュアルは見事。個人的には良い作品だと思った。
