前シーズン含め奇跡の様な作品。みんなお願いだから観てくれ。バスケの才能と役者としての魅力を兼ね備えたティーンエイジャーたちが一同に集まり、中学→高校の実際の成長を観れるなんて…こんなの漫画でしかできないと思ってた。
シーズン2 は前シーズンの魅力的な若者がまんま3年経ってその魅力はそのままに逞しい姿になったのを観るだけで泣ける。仮に大学進学後を描くS3を作ったとしても、このチームが観れるのはこれが最後でしょう。
ストーリー的にはS1の方が濃いけど、今回は前シーズンで未解決だった暴行事件に決着をつけるのがメイン。Netflixのドキュメンタリー『13th』の内容をドラマとして伝えるE5は屈指のエピソードでした。あと最後にムーサ(と元々居た白人コーチ)にもちゃんと華を持たせるラストに泣いた。ジェイス、フィル、ムーサ、ドリュー、ニック、ロイヤル、皆大好きだ…！(特にムーサとドリュー推しなのでPodcast聴きたい)
このドラマは黒人クリエイターが黒人コミュニティや人種問題を真正面から描いているけど、決して白人と黒人を二項対立にしたりしないし(むしろ白人キャストを魅力的に描いている)、最後の問題提起に対する回答も素晴らしかった。(昨日観たばかりだからだけど、『バービー』に近いものを感じた)ジェイスやニックが課題を出されて、その課題に回答するという形のブックエンド式の構成も上手い。
まだ十分にこの作品の魅力を書ききれてないと思うし、本国含めてメディアも視聴者もあまり評価してる人が居ないのが歯痒い…！少なくともApple TV+加入者は元を取るためにも必須視聴作品だと思います。
