【追追記】2022.03.30. 配信最終回視聴
twitterで大九監督と酒井若菜のつぶやきを読んで、最終回だけもう一度。
配信バージョンの方が好きかな。
まあ、歌詞の意味とか調べてないから、簡単に言っちゃいけないんだろうけど。
放送だとOKで配信はNGっていうルールだけで替えたとも思えないし。
10年後、酒井若菜は何を言うのか。
【追記】2022.03.28. 全編視聴終了
執着/依存/嫉妬/独占、思惑/諦念/虚言/妄想。
ただの軽い不倫モノだと思って観はじめたら、とてつもなくドロドロの感情が渦巻くトラウマとルサンチマンのドラマだった。
しかも、パートナーや恋愛対象とは別の相手に向かっていたり。
特に忍の夫洋平(宮崎吐夢)と岡ちん(池内博之)は、ある意味気持ちが良いほどの捻じくれたクズっぷり。
千秋の母冬子(酒井若菜)の方がよっぽどわかりやすいダメさ。
更に主人公忍もマンガ以外は他人への依存/執着が強すぎて、観ていて痛くて痛くて、何度か顔を伏せた。
毎週待ち遠しいし、観るのやめられないんだけど、苦しかった。
特に親子関係、疑似親子関係は、心当たりがないわけじゃない部分もチラチラして息が詰まった。
最終回の千秋と母冬子の長い長い別れのシーン、そこにかぶる酒井若菜の押し殺したような声のモノローグ。
えっ! 大九明子ってこんな作風だったっけ?って考えちゃった。
ホントに見応えのあるいいドラマだった。
あんまり観かえしたくはないけど。
でも残すよ。BD-Rで残す。
追記おわり
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単純な不倫モノと思って観はじめたら、第2回の展開でグワーッと惹きこまれた。
水族館
↓
「黙れっ!」と組み伏せる
↓
昼下がりのコーヒー
↓
ささき蜜柑=ササキシノブ
特に組み伏せる時の心とカラダ、そしてコーヒーと共に反芻する気だるい充足感。
山口紗弥加の身体表現の巧みさよ。
このゾクゾクするほどの実感を、たぶん20代は分かるまい。
酒井若菜が出ている。
ここにも鉱脈はあるぞ、祖父江Pよ。
絶賛レビューは完走後に改めて。