ワンコ

恋せぬふたりのワンコのレビュー・感想・評価

恋せぬふたり(2022年製作のドラマ)
5.0
【窮屈な多様性へ】

多様性は、上から目線で、ちょっと窮屈な時がある。

アロマンティックもアセクシャルだって、思いやりはあるし、心から寄り添ったり、人の幸せを願ったり、人の背中を押してあげたくなるのだ。相手が異性だって同様にだ。

それは、ノン・バイナリーも同じだろう。
当然、バイナリーも同じだ。

LにはLの
GにはGの
BにはBの
TにはTの
QにはQの
カテゴリー別の特定の人の好きになり方があるわけではなくて、人を好きになるのは、バイナリーも同じではないのか。

アロマンティックにはアロマンティックの、アセクシャルにはアセクシャルの、好きになり方があるんじゃなくて、人を好きになるのだ。
どんな場合でも、表現の方法が違うだけじゃないのか。

多様性は、ちょっと上から目線で窮屈だ。

だから、「ヘェ〜、そうなんだ」って、誰もが思える世界が良いように思える。

このドラマは面白かった。
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