このレビューはネタバレを含みます
マンダロリアンは子連れ狼と西部劇の融合だったが、こちらは保安官もの。賞金稼ぎ/プロフェッショナルキラーであるボバ・フェットの冷酷さは影を潜め、ジャバに代わる新たな大名として街の困りごと解決や大岡裁きに奔走する。新任大名とはいえ皆すぐに従ってくれるわけではない...というその様子は卑近に言えば、新任の中年管理職がリスペクトを得られないみたいな状況。
2枚目マンドーが終始マスク被っていたのと比べ、ボバおじさんは顔出し&半裸シーンがやたら多いためそのあたり含めてコレじゃない感は漂うが、それも4話までで5話にはマンドーが登場。そこからは言ってみればマンダロリアンs3(あるいは2.5)で、俄然に面白くなってくる(5話の監督はブライスダラスハワード).
ドロイドたちとのミニコント、グローグーの可愛らしさ(自分の娘にそっくり…!!)を眺めていると、やっぱりボバとフェネックではドラマ全体引っ張れないよなと逆に納得してしまう。
黒いウーキー(クルルサンタン)、フェネックの小型偵察ドローン等のガジェット要素(点群でデジタルツイン作成)、ランコアの活躍、厳しすぎてパダワンに逃げられてしまうルーク先生、見所も多いが、最初からマンダロリアンやってくれてても良かったのでは...と思わざるを得ない。
ラストの亜光速ドライブではしゃぐグルーグーが可愛過ぎて何度も見てしまいます。