24人のビリー・ミリガン
＋
エジプト神話
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平成版仮面ライダー
（あと、ちょっとだけ怪獣もの）
解離性同一症の悩み、苦しみを描きつつ、ヒーローものとしては《分裂した人格ごとにヒーローのフォームが用意される》という作り。ヒーローの特殊能力はアバター契約したエジプト神により授けられる。主人公：マーク・スペクター（別人格：スティーブン・グラント）はエジプト神：コンスと契約してムーンナイトとなる。
とりあえずこれだけ押さえておけば最低限楽しめるのだけど・・・。
エジプトの神々が他にも登場するし、主人公は多重人格だし、ヴィランは訳ありだし、神々同士のルールとか、エジプト神話における生死の境い目とか、慣れ親しんでいない知識がばんばん放り込まれる上に、リアルワールドと精神世界と神話世界描写を混ぜ込んで観てる側を混乱させてくる。そのため若干分かりにくいのが玉に瑕。
演技の達者な方々による、設定を踏まえた演じ分けに感服。それは、主人公を演じるオスカー・アイザックだけに限ったことではない。
ラスト、解離性同一症を変化させながらループっぽく見せていたのは面白かった。
その一方で新たな種まきもしてくるので、ちゃんとシーズン2をやってもらいたいぞ。
個人的には、ザック・スナイダー監督の映画『エンジェルウォーズ』を彷彿とさせる《精神病院描写》は大好き。その『エンジェルウォーズ』にはオスカー・アイザックも出演してた😁
