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ムーンナイトのpenのネタバレレビュー・内容・結末

ムーンナイト(2022年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

ある意味双子モノといってもいいかもしれないが、オスカー・アイザックが別の人格に切り替わっていく様子は見事としか良いようがなく、切り替わるのが激しさを増すほどに精神の錯乱を表しているようで、役者個人のポテンシャルを活かしたシリーズだった。そしてヴィランのイーサン・ホークは常に胡散臭くて、それも良い。

ホロウの野望を食い止める物語よりはむしろ、器になる者はその中身になる者に隷属することが正しいことなのか、もしその2つが同じ一つの身体から生まれた時にどうすれば良いのかが重要なものとして描かれている。自由意志による選択が結果的にヒーローとしての選択に繋がるのが良かった。ただ、秘宝を巡るアドベンチャーの雰囲気を多少出しつつも、すぐに引っ込んでしまったのは少々もったいない気もする。

各回の印象としては1,3,5話の奇数回が特に好き。続けるのかどうかは分からない。
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