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ミズ・マーベルのkissenger800のレビュー・感想・評価

ミズ・マーベル(2022年製作のドラマ)
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Forbesの寄稿者が「MCUフェーズ4はなんでこうも迷走してるように思えるのか」って最近公開していたテキスト中で『ミズ・マーベル』(2022)についても
A)ちゃんと大作映画にするか
B)フェーズ4でも早い時期に出すか
どっちかにすべきだったよな。と書いていて、スパイダーマン映画2時間なら最初の30分で処理する内容に6話費やしたようなもんだから弁解の余地ないよねえ。と頷いていた私。

とはいえ、カマラ・カーンと父または母の光景は、それこそベンおじさんメイおばさんとピーター・パーカーの関係性がどこかフィクションにしか思えなかったのと違って、もっと生々しい印象を視聴者に植え付けるのに成功しているのでは、と感じたんですよね。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)も『ブラック・ウィドウ』(2021)も「疑似」ギミックを加えることで「家族」を前面に出せた、それはもしかすると今日のキリスト教的価値観が抱えている限界だったのかね。
というようなことをぼんやり思い、特に結論ないものの、『ムーンナイト』(2022)とはまた異なるアプローチを試みたこれが、フェーズ4にしては地に足をつけたまま(比喩)シーズン1を完遂したことをとりあえずは称賛したい。ええ、『ホークアイ』(2021)を断トツ支持する者として一貫している感想ですけどね。

ニュージャージーのインド・コミュニティはまあまあ知っていたんですが(パキスタンはブルックリンのイメージ強い)とにかく新鮮な情報が毎話出てきたので音楽ともども楽しみました。
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