ドスティ

エコーのドスティのレビュー・感想・評価

エコー(2024年製作のドラマ)
3.8
完走。
人物を深掘りする地に足の着いたマーベル・スポットライト第1弾。
チョクトー・ネーション監修のネイティヴ・アメリカン文化の描写が見応えあった。

話も結構面白かったけど、スーパーパワーで有耶無耶になるラストに拍子抜け。
せっかく義足のアクションがカッコ良かったのに。

アラクア・コックスは本当に魅力的!
デフで先住民族をルーツに持ち演技経験ゼロで発掘されたのは当事者キャスティングの好例。

ヘンリー役チャスク・スペンサー素敵だし「ウインド・リバー」等で共演したグラハム・グリーンとタントゥー・カーディナルも登場。
改めてReservation Dogs観た過ぎて歯噛み…。

愛してると思わせ実際は孤独を利用し支配する暴力男キングピン役ヴィンセント・ドノフリオの深みある演技は天晴れ。
痛みと怒りを抱え周囲を害し、自分でも愛だと信じ込んでそうなのが怖い。

幼いマヤを遠ざけた祖母はじめ親族の大人たちにも責任があり、真摯に謝罪する姿に少し安心する。
ビスケッツめっちゃイイやつ。

仕組んだのはキングピンでも手を下したのはローニンなのに、贖罪どころか棚上げで説教してきたクリントには未だに納得出来ない。
ドスティ

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