AB型の末っ子

エコーのAB型の末っ子のネタバレレビュー・内容・結末

エコー(2024年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ちゃんと観てたけど、下書きに入れたまま忘れてた…。


ドラマ「ホークアイ」で初登場し、聾者かつ義足というハンデの多い身体ながら、父を殺したローニンを倒すことに取り憑かれた凄腕殺し屋として良いアクションを見せてくれ、自分のボスであり「おじさん」と呼んでいたキングピンが父の死を計画していたことを知り、フィスクの目ん玉に銃弾撃ち抜き幕を下ろした。

今作「エコー」では、フィスクを殺し、追われる身のマヤが闇社会でのトップを目指して新たな戦いを始めようとする。居場所の無いマヤは、久しぶりに故郷オマハに帰還。

その頃、死んだと思われていた(観てた人は誰も思ってないけどw)フィスクだが、彼の息はまだまだ絶えてはいなかった…という感じ。

「ホークアイ」の映像を交えながら、エコーのこれまでを描き切るのは良かったと思う。母と右足の喪失、親友や故郷との別れ、そして父の喪失、と悲しすぎるオリジン…。

音が消える演出も素晴らしい。
やはり時々忘れそうになる、マヤは聾者だということを思い出させられる…。


そしてキングピンは、相変わらず警察買収してるのヤバいし、観たかったフィスクのカリスマ性がドバドバに溢れてる。

3話の冒頭は、予告でもあったアイスクリーム屋をぶちのめす所から…。
あの過去の重要なポイントは、マヤも蹴っていたこと…。そこでマヤの将来はすでにフィスクには見えていたのだろう…。

2話ラスト、まさに亡霊かのように現れたキングピン…。
ちゃんと原作通りの眼帯がカッコいい!!
それにしても、どうしたら目撃たれて生きてられるんだよ!w

手にはワインとお弁当箱で、まさかのピクニック気分w

キッチンのカーテン閉めたり、落ちたナイフ拾ったり、緊張感が半端ないけど、フィスク自身は、「マヤラブ!」状態w

結局、フィスクはマヤに戻ってくることを提案して去る…。

いやいや、何も食べんのかい!w
せめて、ランチボックス開けてけやw

その後さらに語り合う。

2話でフィスクは、父親を殺された、と言っていて、多くのネトフリシリーズのファンは、え?と思ったことでしょうが、やっぱり、ちゃんとそこのところを訂正してくれて、凶器に使われたハンマーも久しぶりに登場!

確かに、手話用の補助コンタクトはとても使えるけど、それって要するに学ぶ気が無いってことだもんね…。

普通ならキングピンはどんなやつでも裏切ったら承知しないけど、マヤは例外で、本当に愛してるみたい…。

やたらとキングピンがフィーチャーされていたけど、ラストもめちゃくちゃ光っていて良かった。ちゃんと「デアデビル」で印象的だった白い壁も出てきていて、過去を追体験させられるというフィスクにとってはトラウマ級な体験に…。
マヤは改心させようとしたのかもしれないけど、フィスクはやってることは荒々しいけど自分では正しいと思って全部行っている。「デアデビル」でも描かれていたけど、愛と信念が人一倍強いからこそ、恐ろしい。

エンドクレジットでは、NYCの市長選のニュースに釘付けになるフィスクの姿が…。
前々からの噂通り、「ボーン・アゲイン」ではNYC市長として、ものすごい力を振るうに違いないですね…。

「スパイダーマン4」でも登場が噂されていて、さらなるストリートヒーロー、ビジランテの物語に影を落としそうで、キングピンには期待でいっぱいです!!


1話からデアデビルが登場。だけど1話のみ。
目の見えないマットと、耳が聞こえないエコー。
ここからどんな関係が生まれていくのか…もう少し観たかったなぁ…。
ネトフリ版の赤黒いスーツが少しアップグレードされていて、マスクは目の部分が大きめになってた。やっぱり、バキバキのアクションが男心くすぐって最高にカッコいい。

今度の「ボーン・アゲイン」のスーツは結構明るめの赤色で、目立つんじゃない?って思ったけど、MCUらしく、原作デザインに寄せたスーツを見せてくれそうで、それも期待。


"Generations are Echoing..."
マヤのオリジンであるネイティブ・アメリカンのストーリーとその力の話しが濃い。おばあちゃん、おじいちゃんには、ハリウッドで見かける名俳優でびっくり。おばあちゃんは「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」にも出てておなじみ。

1話冒頭から、まさかのチョクタウ族の先祖が別の次元出身だったという展開に驚きが隠せない。

やっぱり、エコーにもスーパーナチュラルなパワーが秘められている!
原作ではフェニックス・フォース使うくらいだから、何かあるだろうなぁとは思っていたけど。

チョクタウのパワーはそんな強くないのかと思ったら、2話の列車のシーンで、めちゃくちゃ強かったことが分かる。

3話冒頭はアスペクト比が3:4で、サイレント映画っぽく仕上げられていてめちゃくちゃ面白い!
ライトホースメンになりたい女の子トゥクロもまた先祖。ただ、やっぱり力の正体はまだ良くわからない…。

度々マヤに襲いかかる幻覚。ヘンリーはマヤの祖母のところに連れて来る。

そこでおばあちゃんとマヤは語り合い、困った時の先祖の助けや、マヤの母親の治癒能力の話をする。
話はするけど、結局、マヤは自分を見捨てたおばあちゃんが許せず…。
そして、おばあちゃんは、何か衣装を作り始める。原作にはない衣装だけど、デザインカッコいい。肩と二の腕出したら、エレクトラと被るから、革ジャン着てくれたのはとても良い。

あと、原作の写真反射能力はタスキーと被るから無いだろうけど、それぐらいちゃんと強い。
ちゃんと殺す。

やっぱりエコーは超自然的能力がある方が面白いと思う。

そしてビスケッツが可愛いw
そしてやらかすw

ボニー…。
ていうかボニーめちゃくちゃ可愛くてびっくり。インタビューでもアラクアのこと褒めてるところ可愛かった!

個人的に、マヤのラブストーリー観るよりかは、女の子同士の友情観る方が断然面白いと思うので好き。
訂正ですが、ラブストーリーの相手がマットなら例外ですよ!w

とにかくラストは、めちゃくちゃ家族愛に満ちた終わりだった。
ビスケッツ、ヘンリー、おじいちゃん、おばあちゃん、ボニー。そして御先祖たち。
マヤはすでに母親が治癒能力を持っていることを知っていたというのは驚き。お母さんもマヤのところに来て、独りじゃないことを伝えて、守るために戦うことを思い出させる。

キングピンはマヤ大好きおじさんなので、マヤを殺せないのは自明だけど、マヤの家族ならってことで、祖母といとこのボニーを人質に。
マヤは先祖の力を呼び起こし、フィスクの手下をボコる。おばあちゃんもボニーも同じ血をひいているので、手が光って、手下をフルボッコ。

やっぱり、強い女性がテーマとしてあるので、おばあちゃんもボニーも助けられるだけではなく、自分で戦うというのが良かったと思う。

確かに正直、もっと肉弾戦を観たい気持ちは分かるけど、エコーというキャラの始まりとしてオリジンのチョクタウ族と先祖のパワーを描いて印象付けるのが優先だったから、今後に期待。

音楽も最高。
1話ではエンディングに使われていた「Yeah Yeah Yeahs」の「Burning」というオープニングの曲。
めちゃくちゃカッコいい。
他にも良い挿入歌ばかりで、調べたら、Youtubeに、同じように「エコー」曲を知って聞きに来た人のコメントがあって嬉しかったw


とても面白かったけど一つだけ残念なポイントが…。
ネトフリシリーズが正史に認められてお祭り騒ぎになり、「デアデビル:ボーン・アゲイン」ではパニッシャー、フォギー、カレン、ブルズアイまで再登場が確定し嬉しいのですが……
……エージェント・オブ・シールドは?!

ちなみに3話では、「AoS」でインヒューマンだった2人がキングピンの部下としてカメオ登場。
そうです。あのスキンヘッドの人と、スキンヘッドの人に殺されちゃったビッキーです…。
ビッキーの方が、シーズンフィナーレでめちゃくちゃ印象的なヴィランを演じていたので思い出す人も居たのでは?と思います。

まぁ、今後、ネトフリの「ルーク・ケイジ」に出ていたマハーシャラ・アリが「ブレイド」に出ていますし、そこら辺はドッペルゲンガー的な扱いでも済むのかもしれないし、今後「AoS」は別バースとしてキャストだけ使うのかもしれませんが、せっかく「アベンジャーズ」の派生シリーズとして始まったので、無かったことにしてそのまま触れないでおくなんてことは絶対に、して欲しくないですよね…。

ケヴィン・ファイギさん、せめて、「シークレット・ウォーズ」には出してください…。


それから、キャストやスタッフみんなが手話を習って、アラクアの為、そして作品「エコー」の為に、最善な環境づくりに尽力していたことを知り、さらに好きになった。


今作「エコー」に関して結構否定的な感想も見かけますが、これはまだまだはじめの物語なので、本当の戦いはこれから。
新たな「スポットライト」シリーズも期待できますし、今後も目が離せません!


とは言え、一挙配信は手軽だけどもったいない気がしてしまいますね…。
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