Yui

潜水艦カッペリーニ号の冒険のYuiのレビュー・感想・評価

潜水艦カッペリーニ号の冒険(2022年製作のドラマ)
3.7
1943年に日本に物資を輸送していたイタリアの潜水艦「コマンダンテ・カッペリーニ」。輸送中、海を渡っている間に、母国が日本を裏切り連合国側に寝返っているとは露知らず、浮かれる乗組員たちを待っていたのは、大日本帝国海軍少佐の速水。怒りが収まらない速水は乗組員たちを捕虜として捕らえ、カッペリーニ号を改装して日本海軍に編入させたのち、その艦長を務めることになる。価値観の違いから衝突してしまうことが多かった速水とイタリア人乗組員だったが、イタリア人の前向きな姿勢などに触れるうちに速水は心を許すように…。しかし、その友情すらも戦争の前で引き裂かれてしまうことになる。

本作は第二次世界大戦の最中に起きた実話を基に、構想25年を経て制作された日本人とイタリア人の国境を超えた友情と恋の物語である。

実話を元にしたフィクションですが、原作は小説などではなく、馬場康夫監督が「友人のイタリア人から聞いた話」だそう。

戦争ドラマとしてはちょっと新しいというか、めちゃくちゃ明るく、そして笑える!もちろんシリアスさもあるし、考えさせられるんだけど、笑えるのが逆に良くてとても楽しめた!
イタリア人達の設定が陽気すぎて、ゲイシャに会いたすぎて、笑えて、可愛かったな~😂本当にこんなだったの~?!と疑問だけど、これはこれでいいし、反戦は十分伝わりました。

びっくりしたのは二つ!
一つ目はアンジェロ役のパオロさんの歌がめちゃくちゃ上手かったこと🙄👏声もめちゃくちゃ良くて…そしたら、彼、オペラ歌手の方だったんですね~!そんなパオロさんの歌声も堪能出来ます。

二つ目は二宮くんのイタリア語のシーンに!予想以上に上手くてびっくりした🙄💦びっくりして巻き戻して聞いてみたけど、やっぱり上手かった~!イタリア語の歌まで…相当練習したと思います。凄い。

風景がめちゃくちゃCGだったり、なんかしょぼいな~というのが時々気にはなったけど、二時間のテレビドラマだしと思えば許容範囲。

イタリア人というだけで、迫害したり、殺してしまっていたら、今の日本もまた変わっていたんだろうなと思うし、人の優しさや、温かい人の心を持っている人がいたからこそある意味今の日本があるんだなと思った。もちろんそうじゃない事が沢山あったのも分かるけど…。

戦争する人はみんな鬼畜。
その通り。

本当に戦争なんて止めよう。
何もいいことないよ。




速水(二宮くん)のバイクが617だったのが…❣️
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