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#居酒屋新幹線のYOKのレビュー・感想・評価

#居酒屋新幹線(2021年製作のドラマ)
3.3
「#居酒屋新幹線」ってタイトルがもう無理、こんなん好きなやつすぎる。ってことで、主人公がソロ活をとことん楽しむ系ドラマが好きなのであっさり陥落されて観た。

出張とは縁がないし実家も在来線でピュッと帰れる距離の私なので、新幹線=特別なのだけど、このドラマの主人公は出張で手馴れたもの。

出張先で手に入れたグルメを新幹線の中で楽しむだけならまだしも、手前で準備した食器類にわざわざ酒を注ぎ、ツマミを盛るのがすごい。新幹線でこんなことしてる人見たら二度見どころかガン見する。(やめてさしあげて)

どうしても孤独のグルメに既視感を感じてしまうものの、主人公の高宮進は「酒とつまみ」をテーマにグルメを楽しんでいるので、下戸の吾郎さんとは似て非なる。あと高宮、めっちゃSNS駆使してて孤独感弱め。SNS上で交流しながら居酒屋新幹線を楽しんでるって感じ。

主人公が内部監査という仕事で日帰り出張が多いのを利用し帰りの新幹線で居酒屋を開くというのは良い発想だと思うんだけど、第1シーズンで行くところが青森、東北、宇都宮とだいぶ範囲広め。主人公の担当箇所であるとか、撮影がコロナ禍であるとか理由はあるんだろうけど、物足りなさは拭えんかった。

メインである新幹線の中も代わり映えせず、座る席もいつもおなじ、席も車内も同じ、カメラワークも変わらずと若干見飽きる。シーズンが続いて見慣れてきたら「うーん、これこれ!」となるのかもしれないけど、現時点では未だそうなれなかった。

それでもダラダラと流し見できちゃう楽さと、か笑いものの良さ的な良さがあって、見ていてノーストレスだった。こうやって人生に楽しみを見いだせる人に私もなりたい。(無趣味マン)

福島の回の女の子、主人公が福島産と言えば!という度に「それは福島市のものじゃないっす」と嫌味ったらしく言うのがかなりムカムカした。私が高宮だったらだいぶテンション下がって素直におすすめ商品なんて購入できない。天邪鬼だから逆に買わん。高宮は素直に買って素直に感動してたから、だいぶ性格良きよね。

お酒とおつまみが好きな人が観たらより楽しめる作品なのかもしれん。ものによってはアンテナショップで買えたりするのかもしれんし、分からんけど。

めちゃくちゃ個人的なオススメとしては、第10話の「新青森編:エピソード0」を一番最初に観てもいいんじゃないかな、とも思った。なんで主人公が#居酒屋新幹線を始めたのかをのちのち知りたい人は話数に沿って観た方が良いけども、私は最初に観たかったな〜って思った。そう、だから私はこの話が一番好き。

めちゃくちゃ面白い訳では無いんだけど2日間で一気に12話観れたし、観ていて疲れないし、ダイエット中なのに腹減ってもの食べちゃう観やすい作品だと思う。目新しい感じは無いけどね。

のんびりと眠れぬ夜とかにだらだら観る分にはおすすめ出来るかも。高宮役の眞島秀和さんのニコニコウキウキ具合が観ていて楽しい。

にしても、ほぼ毎日の日帰り出張で晩酌するの、経費で落ちなきゃだいぶお金かかるよなぁ。家族がいるのに豪勢な夕飯とは…羨ましいぜ!
うーん、お金ほちい🤗
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