U-NEXT見放題になったので早速。
シーズン1から続く、バスとマルコのエピソードがよかった。
バスはBL俳優で、プロデューサーにセクハラを受け、キャリアとの板挟みで、メンタルに深刻なダメージを負っている。そんなバスに過剰に同情するわけでもなく、さりげなく寄り添い励ますマルコが最高だった。
このドラマはシーズン1から、タイBLドラマに出演する俳優が、受け役(エイト)は鼻の整形をさせられ、攻め役(バス)はマッチョになるため無茶な食事制限をさせられ、挙げ句の果てに上述のセクハラといった、業界の闇が描かれている。
ジェームズ役の俳優さんはタイBLではあまり見ないタイプの個性的な風貌で、彼が起用されたのは何で?と最初は思ったが、整形だの何だの問題提起しているドラマで、出演者が全員超絶美形だったら説得力がなくなってしまうかも。と考えると、そんなに悪いキャスティングではなかったような気もした。
センシティブな話題を扱いながらも、BLを消費する側を攻撃するような内容にならなかったのは見やすくてよかったと思うが、ドラマ全体としては、ジェームズとエイトのロマンスに尺が割かれすぎていて、長いシリーズならともかく、1話30分×6話×2シーズンでは、BL業界の闇についてあまりにも消化不良だった。
まとめると、悪くなかったんだけどなー、何か惜しいなー、って感じのドラマだった。