maro

ムチャブリ! わたしが社長になるなんてのmaroのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

2022年冬ドラマで面白かった順位:3/3
 ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

コメディで観やすいドラマではあったけど、、、恋愛モノなのかビジネスモノなのか、どっちつかずな印象だったかな。。。
で、どっちもすごく中途半端っていう。。。

◆恋愛ドラマとしての謎タイミング

恋愛面ではものすんごく遅かったのよ、やることが。
なんか、大富豪でずーっと「2」を持ってて、いつまで経っても出せずに、結果負けてしまったみたいな。

いきなり子会社の社長に任命された雛子(高畑充希)が、部下の大牙(志尊淳)と本社社長の浅海(松田翔太)との間で揺れるのはわかる。
わかるんだけど、、、大牙とかあんなに雛子のこと嫌ってたのに、何をどうやったら急に好きになるんだって。
しかも、わかりやすいアプローチし出したのが第7話から。「いや、もうすぐ終わっちゃうけど、このドラマ」って。

で、カリスマ社長の浅海も、これまた終盤まで全っ然絡んでこない。
第9話になって、ようやくひょんなことから雛子の家にやってきて、そこに大牙も加わって、カオスな感じになるんだけど。
「次で最終回だけど、、、?それ第5話ぐらいでやることでは、、、?」と思った(笑)

で、その第9話のラストで、大牙が「浅海社長の気持ちがわかったんで、俺もう(あなたを好きなのを)やめます」とか言っちゃう。
あのカオスな感じだけで、浅海の気持ちわかるか~?
そして、あきらめるの早~。
まあ、実際はあきらめてなかったんだけどさ(笑)

もっと浅海を前の段階から全面に出してきて、大牙とバチバチやって欲しかったよ。
でもさ、浅海がどんだけすごいのかってのは
結局わからないんだよね。
すべてノリで意思決定をしているようにしか見えなくて。
そして、生活能力はポンコツ。
そんないかようにも料理できそうなキャラを、なぜ終盤までほとんど出さなかったんだろうか。。。

◆ビジネスドラマとしての謎タイミング

ビジネス面ではすべての展開というかタイミングが早かったかな。
レストラン経営を主軸にメニュー開発や食材調達、競合との戦いなど、要素としては悪くなかったけど。
でも、ピンチに陥ったかと思えば、すぐに解決しちゃう軽いノリが、イマイチピンと来なかった。

特にラストはひどかったね(笑)
リレーション・フーズが解散しちゃう!ってなったかと思ったら、本社を追い出されたはずの浅海が株を過半数集めて、再び本社社長に返り咲く。
リレーション・フーズも無事に存続っていう。
20分で終わっちゃったよ、このピンチ。
『半沢直樹』だったら、この過半数の株を集める過程でもドラマあると思うけど(笑)

◆そんなわけで

基本コメディ路線ではあるんだけど、恋愛とビジネスがかみ合っていないばかりか、いろいろタイミングが合ってなさすぎて、個人的にはイマイチなドラマだった。
やっぱり浅海の見せ場を増やして、大牙と恋敵感もっと作ってもよかったんじゃないかなあ。
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