このレビューはネタバレを含みます
『ケイゾク』を全作観た流れで鑑賞。
「超能力がある」という異色の刑事もの。
それこそ『ケイゾク』や『TRICK』にも本物の超能力者が出てきたりもしたが異例の存在であったのに対して今作は沢山出てくる。常に事件の真相の中に「犯人に超能力があるかもしれない」「それがどんな能力でどう使っていたか」という要素があるのが面白い。
『ケイゾク』の野々村係長や近藤、名前だけだが柴田が出てくるのも嬉しい。
野々村係長は『ケイゾク』では基本的に捜査に関わらないコメディ担当だったが、今作ではがっつり捜査に関わるし真面目な見せ場も大きのが熱い。
時代の影響も大きいだろうが『ケイゾク』に色濃く出ていた不気味さやダークさはかなり薄れ、えぐい設定もなくなり良くも悪くも全年齢向けになった印象。
超能力バトル的な展開やキャラクター、ぶっ飛んだ謎解き要素とコミカルさが同居したヘンテコな面白さ。