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SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜のAKのレビュー・感想・評価

4.1
先日カツタケから『ツイン・ピークス』って『ケイゾク』の元ネタじゃん」と教えてもらい気になっていたのと、現在の『スペック』深夜再放送でたまたま目にした数話が面白かったので、配信サイトで残りを一気に鑑賞した、のだが、終盤が粗すぎてなんとも微妙な気分だ。

『スペック』にツイン・ピークス成分はそこまで感じなかったけれど、エヴァ、マトリックス、攻殻、ジョジョ三部と、1990年代カルチャーがギュッとつまった、それでいて歴史修正主義めいたものへの皮肉な眼差しと、要素はどれも全部面白かったのだけど、瀬文が公安5課を辞めてからの脚本が早送りすぎる。

後のドラマ拡大版の評判が大変良いので、そのうち観るけれど、うーん、戸田恵梨香と加瀬亮が神木隆之介が本当に魅力的だったから、もったいねー!!という気持ちで今はいっぱいだ。

ドラマや漫画って、まさに現在進行形のその「連載/放送」している話の面白さ次第で評価が決まってくけれど、俺は漫画もドラマも普段あまりなので、「物語全体」で判断する癖がある。小説も映画も、どれだけ中盤面白くても最後にグダグダになればそれは総合的な作品の質として評価されない。

俺のような地方公立男子高校出身者にとったら、なんと言っても堤幸彦は『池袋ウエストゲートパーク』の人なので、やっぱりいつか『ケイゾク』もしっかり観よう。もうカツタケにネタバレはされているわけですが。
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