このレビューはネタバレを含みます
何で、死んだお兄さんにそっくりだって、最初に言わないの？とか、そんな人に会ったことを家族に隠したりするかなとか、そういう違和感はありました。もしかしたら、死んだお兄さんを引きずり過ぎている家族だから言えなかったというのがあるかも知れないけど。まあ、あそこまでそっくり（一人二役だから当然）だと判らないけど、死んだお兄さんとタケル君は全然違うよね。むしろ、容姿よりも、指向性や癖や行動が似ているとお兄さんを重ねてしまうんじゃないかなとか思ってしまいました。ただ、いろいろあるけど、個人的にはこのお話は結構好きです。結局、タケル君はお兄さんとは違う訳だけど、その違いをきちんと認識して、それでもそういうタケル君を好きになっていくラストへの流れが、ちょっと現実離れしているかもしれないけど良かったような気がする。脚本も映像も優しさが感じられて良かったです。
