色気のすごい島村だったなぁ。高橋一生さん、口から出す言葉のぞんざいさとは裏腹な、濃い何かが滲み出てくる表情。
原作の島村は、私には何だかとっても空虚で流されている感じがして、彼の語りなのに存在感が薄い印象だった。駒子に振り回されている感じで、どちらかというと駒子の印象ばかりが残っている。
でもこの島村は存在感と内に秘めた情熱、情念が滲み出てた。悪い目で駒子を見つめるもの。
後半だいぶ色々な台詞が付け加えられてたのも新鮮。
文学作品の映像化はおもしろいな。
自分とは違う捉え方を映像として見せてもらえる。
