トム・クルーズのジャック・リーチャーとは随分雰囲気が違うが、こちらの方がおそらく原作に忠実なのだろう。
このドラマの原作、キリング・フロアーはジャック・リーチャーシリーズの1作目なのだそう(未だに電書化されていない)で、軍出身者用の探偵然としていたトム・クルーズ版はおそらくもっと後期の原作をベースとしているのかな。本作のリーチャーはかなり破天荒で自暴自棄的な風来坊に見えた。
物語はオーソドックスなアメリカ南部の田舎ノワールでよそ者のリーチャーが巻き込まれる形で序盤は進行する点や刑事フィンリーと対立しながら築く友情など、真夜中の大捜査線を彷彿する。筋肉と知性の不思議なバランスで進行する様相はボブ・リー・スワガーシリーズに近いのかも。
これを皮切りに順次シーズンを重ねてほしい。
ピーチパイ食べたい。