このレビューはネタバレを含みます
アメリカが原作の舞台を戦後日本に移したドラマ。NHKだから撮影お金かかってるー!!前から見たかったので見れてよかった。
浅野忠信演じる増沢の、ぶっきらぼうだけどどこか情を感じさせる演技の掘り下げがよかったし、綾野剛は壊れそうでどこか庇護欲を掻き立てる演技がよかった。
演出が過剰なのがよくも悪くも日本ドラマ的なんだけど、それでも最後は増沢と原田の出会いと別れに収束するのがいい感じだった。
一番最後の主人公二人の別れはなんとも言えない余韻があってよかったなぁ。村上春樹訳の原作ラストが好きだったのでこの結末のシーンだけでもめっちゃグッとくる。
その他印象に残ったのが亜衣子役の小雪で、一見貞淑な妻に見えて背中がら空きのやたらセクシーな服を着ていたり、何より儚くて危うい演技が亜衣子という人物のバックボーン、そしてその結末にいい感じにハマっててめちゃよかった。
遠藤憲一、普段苦労人の役しか見てなかったから、今回の腹に一物持った役を見たのは新鮮だった。
猫とひよこがかわいい🔥🔥