みりお

あまちゃんのみりおのレビュー・感想・評価

あまちゃん(2013年製作のドラマ)
4.3
放送当時、あれだけの大ヒットにもかかわらず1話も観たことなくて、ここまで来てしまった…💦
ということで、再放送を鑑賞🌟

ヒットしたわけがわかるわ〜!
朝ドラらしいほのぼのとした雰囲気もありつつ、家族の大げんかも平気で描く朝ドラっぽくなさ!
そしてなによりキャラクターたちがとことん魅力的❣️

42話の忠兵衛さんの送別会で、春子が「潮騒のメモリー」を歌うところには、なぜか涙が溢れ出してしまった💦
72話の夏ばっぱの見送りと、東京へ向かうアキへの春子の言葉には、涙腺崩壊😭😭
親子の愛はこうやって受け継がれていくのね💓
74話からいよいよ東京編スタート✨
アイドルメンバーに、吉岡里琴ちゃんやら松岡茉優ちゃんやら山下リオちゃんやら、いまや名だたる女優陣がばんばん登場しててすごい👀💓
みんな若くて幼くてほんっと可愛い😍

そして来てほしくはないけど、避けられない震災の日…
どうしても観る気が起きなくて数ヶ月放置したけど、年明けに能登半島震災が起きて、必ず繰り返される悲劇から目を背けてはいけないんだと思い知らされた。
だからこそ夏ぱっぱの言葉には、心を抉り取られたような気がした。

「誰のせいでもなんだ、アキ
 自然の良いところばかり利用して
 自然の怖ぇとこ目背けて
 そのうち忘れでまう
 それが人間の傲慢さだ」

東日本大震災の当時、正直被災地のリアルな痛みは全く届いてこなかった。
いろんな痛みや汚さが、耳触りの良い「絆」という言葉でオブラートに包まれて、芸能人の炊き出しの映像ばかりが届けられ、土や潮に塗れた瓦礫を一つ一つ素手で拾い上げる作業が、私の目には見えなかった。
でもその泥に塗れた作業こそが復興のはず。
そのリアルな復興がいまも石川の地で始められているにも関わらず、それが耳触りの良い言葉で綺麗にラッピングされるのを待ってはいけない。
いま耳には届いてこないけれど、石川にはたくさんの夏ばっぱや大吉さんたちがいる。
その人たちのリアルな痛み、想い、強さ、しんどさ。
それに想いを馳せて、今度こそ復興の手伝いをしたいと、改めて思いました。

そしてそこからはもはや止まらず、一気に鑑賞❣️
154話の鈴鹿さんのチャリティコンサート…
演出が完璧すぎるのよ😭😭
「三代前からマーメイド/親譲りのマーメイド」のシーンは、涙なしには観られなかった😭😭
数年遅れのあまちゃんフィーバー、絶賛到来中です💖
みりお

みりお