JTKの映画メモ

舞妓さんちのまかないさんのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

舞妓さんちのまかないさん(2022年製作のドラマ)
5.0
全話鑑賞。

今まで観てきた日本のドラマのベスト1。

少し乱暴に言うと、創作された映画やドラマは、すべからく"ファンタジー"だと思っていて、このドラマで描かれる花街を舞台とした擬似家族の在り方が、どのくらい現実を反映したものか知る由もないが、この儚く夢心地で現世感の無い感覚は、わしにとって最上級のファンタジーであった。
また、改めて知ったのは是枝監督って群像劇の名手でもあるんだな、ってこと。

とんでもなく素晴らしかった。

もはや贅沢に丁寧に作られたNetflixのドラマと、やっつけ仕事みたいなペラペラの民放ドラマとは、ビートルズとずうとるびくらいの差がある。
ずうとるびには悪いけど。


【2022.1.22.のレビュー】

4話まで鑑賞。

なんかめちゃめちゃいいんだけど。

同様に"擬似家族"を描きながら、日本の現実を照射した世知辛い感動作「万引き家族」とは真逆な趣。
みんないい人。ホッコリ、ハートウォームなホームドラマ。
こうなるとファンタジーだな。

松坂慶子はじめ、出てくる人出てくる人、みんないいんだが、普段観るよりずっといいんだが、是枝監督作品の場合それが俳優の演技力なのか監督の演出力なのか判別がつかない。
でもそれって理想ではないかな。

主演のまかないさん演じる森七菜が霞むくらいいいのが、舞妓さん見習いの出口夏希さん。
なんと!劇中では16才だが実際は21歳だと!凄え!

今のところ舞妓さん目指す娘を心配して親が田舎から出て来たくらいで、別段ドラマティックなことは何も起きないが、それなのに驚異的な惹きの強さ。

ちょっと今凄いもの観とるような気がする。


【2022.1.18のレビュー】

1話のみ鑑賞。

監督・脚本、是枝さん。
美術、種田さん。
ごはん担当、飯島さん。

派手なドラマではないジンワリ系か。
とにかく映像のクォリティが民放とは月とスッポン。
大好きなリリーさん、橋本愛さん始めキャストも豪華。

継続決定〜。