このレビューはネタバレを含みます
キム・ナムギルの色気で最初やられてたんだけど、だんだんハヨンがうける痛みが伝わってきて…没入感がすごい演技だった。
犯人役の方も、目を背けたくなるような、本当に胸糞悪くなる演技で…演じるにあたって勇気というか覚悟必要だったろうな。実話ベースだからなおさら。
自分にも他人にもいたわる心を持とうと思えたドラマ。そんなことを思わせてくれるサスペンスってすごく貴重。
だからかな?ハヨンとヨンスはもちろん、チン・ソンギュ×キム・ウォネ演じるヨンス×ギルピョ先輩後輩のやり取りもがすごく温かく感じた。お互いをいたわってたんだろうな。
記者の記事のシーン個人的にぐっときた。
被害者や遺族に寄り添える社会、これもひとつ伝えたかったことだよね。
文明の進化もよくわかる。
インスタントカメラからデジカメだったり、パソコンの厚さだったり、防犯カメラの管制室みたいなのができてたり…
ハヨンが劇中でも何回か言ってるけど、完全犯罪は絶対不可能だという社会(悪魔たち)へのメッセージにもなるんじゃないかな。
そして最後に犯人役で出てきたナチョルさん。今年の一月に体調の悪化で亡くなったらしい。印象に残る演技でいろんなドラマでお見かけしてました。ご冥福をお祈りします。