自分の中に冷凍保存されている心の粒子に光をあててくれたドラマ。
なんだかこちらまでキラキラして、
思わず昔の友達にLINEして、ちょっとひかれてしまったかも;
ナムジュヒョクにためらいがちにみつめられて、
一緒にゆれることができます。
キムテリは丸ごと役を生きるタイプで、
ふたりの表情の絡みが絶妙で魅力的でした。
初めて本気で恋をした、
仲間とならなんだってできる気がした、
未来は見えないけれど、がむしゃらに前に続いていった
失うこわさなんて知らなかった…
懐かしい思いに添えられた、海、花火、虹、雪、桜、画面の彩りもとってもきれい。
わたしには花火と頭コツンが一番ききました。
この後 ややネタバレ注意です
彼がひとりで立ち向かうしかない人生の目標を抱えていた気持ちも、
彼女が“こういう愛”を分け合いたかった気持ちも、
わたしはとても理解できます。
彼女がまるで大きな穴を埋めるように
あっという間に結婚したのであろうことも容易に想像できます。
そして“こういう愛”を成就させるのがハッピーエンドというなら、
そこからはじまるのは、
年月とともに変化していく残りの人生すべてです。
つまり“そういう愛”は永遠ではないのです。
イジンは、これは愛だ、でもなにも求めない、といいました。
男にとってこういう存在、思いは確かにあるようです。
そしてそれは、一生輝き続ける、尊い思いでしょう。
ふたりは幸せなのだと信じます。