Pinkman

斛珠<コクジュ>夫人〜真珠の涙〜のPinkmanのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

そばにいられるだけで幸せだと思うべきか。
並行世界の話に幸せを見出そうとする二人が悲しい。結局、斛珠夫人として生きる人生なんだね。

瀚州の草原では鳥がつがいで飛んでいたのに、天啓の上空では一羽で飛んでいたのが切ない。


ウィリアム・チャンの存在感と美術や衣装の美しさが相まって部屋にいるだけで絵になる。自由奔放だった海士が鑑明に似てくるほど、無口で笑わなくなるのが悲しい。旭帝は緹蘭に「偽物」「贋作」と罵っていたけど、まさか注輦からやってきたもう一人の方が「偽物」だったとはね・・・


「美人骨」のほかにも師弟ドラマが見たくて選んだドラマ。こちらはロマンスや復讐劇だけでなく、方海市の成長物語もしっかりと描かれていて見応えがあった。海市が巾着を鑑明に渡すシーンと柘榴の傘が卓英の頭にぶつかるシーン、穆徳慶がウサギの世話を押し付けられるシーン、鑑明の想い人が海市だと旭帝が気づくシーンが好きだった。あと周幼度が出てくるシーンはどれも好き。もっと出番があれば良かったのに。ヤン・ミーも年齢的にさすがに若い弟子の役は似合わなくなってきた。「永遠の桃花」の頃のヤン・ミーならピッタリな役だったけど。ただ斛珠夫人になってからの風格やオーラは流石だった。
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