タイトルだけ見て、ドラえもんのスピンオフ？って思ってたなぁ…
この作品、NHK−BSで放送され、評判だったらしい。
耳の聞こえない父親と聞こえる娘の話
"CODA"っぽいな…って思っていたら1話目では音楽会のシーンが。
これがエモくてね…続けて観ることに
でもねこの後の話が…
静と父親の日々の生活が描かれるんだろうと思っていたんだけど、そこに静の恋愛模様を絡めて描くもんだから、
どっちも中途半端って感があって…
また静の恋人になる圭一がコミニケーションに難が有り、感情の起伏もない男で…
そして、この圭一が静によって変わっていく姿も描くもんだから盛りだくさんに…
"まとまりが無さ過ぎ"って思ってしまったかな。
どれかをちゃんと物語の核としたら、もっと良かったかもね。
このドラマで1番印象に残ったのは、第7話で圭一の母が静の父・純介に行った言葉。
"親が子供にしてあげれるのは旅支度"
大事に子どもを育てても、いつかは家から出ていくもの。それならば、将来困らないようにしてあげるのが親の責務…って意味が含まれているようで、泣けました。
そして最終回、自分の事よりも娘の幸せを願う父親の姿にも泣けましたね。
"耳が聞こえなくて可哀想"でもそれは他人が決める事ではない。自分が可哀想だと思っていないのなら、可哀想ではない…いいシーンだったなぁ。
純介役の笑福亭鶴瓶、圭一役の中島裕翔は良かったかな。でも静役の吉岡里帆は…まだ上白石萌音ちゃんあたりだったら、もっと良かったかも。
そこだけは残念なところ。
