「17才の頃の思い」をキーワードに良い社会を願う、希望あるドラマだった。
政治の世界というのがよくフィーチャーされていたが、このドラマで本当に伝えたかったのは、民衆の未熟さなのではないだろうか。
良い社会で暮らしたいと願うのも、少しの綻びからその願いを切り捨てるのも、どちらも民衆であり、その民衆が政治を創り、動かしている。
最終回、記者の台詞で「なぜソロンが17才の青年を選んだのか、我々は考え続けなければならない。」とあった。
その通りだと思う。
現実世界でも、直面している課題は多い。
たとえ、未熟でも、青くとも、皆が願い、信じ、考えることを辞めなければ、少しずつ前に進んでいけるのだと思う。