クッソ面白かった、個人的にはあまちゃん以来最高のシリーズ。年代物でありながら限りなく現代的に演出されたストーリーの馴染みの良さ、あの時代に「イチャコラ」なんて概念は無かっただろうし万太郎の口からそんな台詞が飛び出した時には笑ってしまったが、話それ自体も言うなれば超絶オタクが最強ZINE作って世界をひっくり返す…みたいな、実際同人誌とかZINE作ってる人の目にはどう映ったか知りたい。万太郎をすぐそばでずっと支え続けた寿恵子の存在、ケア労働に殉じた者としてある意味批判対象にもなりかねないが、まるで現実を見ずに向こう見ずで魂だけで突っ走る万太郎にしっかりとした将来性と確かな肉体を付与したのはやはり寿恵子であり、なんなら途中から浜辺美波は確実に神木きゅんを食ってた…。繰り返される感謝の言葉、何度も何度も聞いた「ほんまにありがとう」が完成した図鑑の溢れる謝辞へと繋がっていく。感謝と友情、愛と信頼、人と人とを繋ぐ確かな絆、関東大震災と3.11とが「花は咲く」で繋がる。個人的には最終週とは言え宮崎あおいを出してくれた事にももう…ほんまにありがとう…こう言う登場人物が誰1人蔑ろにされない話が見たかった、らんまんでございました。金になる事が全てじゃないんだよど阿呆。
