【自由であること、自由であるためにレジリエントであること/らんまん】
この「らんまん」は、自由の物語だと思う。
自由とは何かを考える物語だと思う。
そして、自由であるためになにをなすべきか真摯に考えることが大切だと、更に、「スエコザサ」の如くしなやかに弾力があって、踏まれても障害があっても、再び真っ直ぐに伸びようとする強さ、つまり、レジリエントであることが大切だと伝えているのだと思う。
何者になりたいのか、人を支えることも、人を愛することも、考え抜いた結果であれば、それがたとえ回り道であったとしても、それは明らかに自由だ。
自由であるために考え抜き、努力を厭わない姿勢が大切なのだ。
時に、ちょっとやぶれかぶれでも、当たって砕けても、ちゃんと責任を持って行動できれば、それも自由だ。
この主人公ふたりの周りの人々も皆自由だった。
時に迷い、時に酷いことしても、時に辛く当たっても、いつか振り返り、自らを正すことが出来れば、それも自由だということではないのか。
自由で多様である社会であることを祈りたくなる。
らんまん。