yumiko

ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男のyumikoのレビュー・感想・評価

5.0
どうしよう、好きすぎる。

誰もが知る、イタリア系マフィアの家族を描いた映画「ゴットファーザー」の制作舞台裏の一部始終。

当時のパラマウントをはじめとする映画界の話なので、もう、心臓がドキドキするくらい面白い。ちょいちょい話にでてくる他作品も見たことあったりなかったりで、あ、この頃の作品なのかーなど、「へー!」が止まらない。

プロデューサーの、アルバート・ラディ(マイルズ・テラー)を中心として、小説の著者で脚本のマリオ・プーゾや、監督のフランシス・フォード・コッポラ(ダン・フォグラー)が、パラマウントの親会社の会長や、幹部(コリン・ハンクス)、ラディのボスのエヴァンスを巻き込みながら展開。何度、「お前はクビだ!」が飛び交ったことか!

低予算で、トラブル続きの制作で、NYの実際のイタリアンマフィア(ジョヴァンニ・リピシ)なんかもでてきて、もう、大変。素晴らしい作品が出来上がった事実があるのに、なんかハラハラしながら見てしまった。

映画のシーンのロケーションそのものや、シーンにまつわるエピソードなんかもたくさん散りばめられてて、「ゴッドファーザー」好きにはたまらなく面白いと思う。ニヤニヤして見てました。

特に好きだったのは、プーゾとコッポラがこもって脚本を書くシーンかな。なんか、ふっくらおじさんが2人、微笑ましかった。あと、ジェームス・カーンがタリアの仕返ししちゃうくだり。(笑)あと!あと!マイケルが、トイレに隠した拳銃を取るシーンのエピソード!

映画の出演者も、なかなか雰囲気を寄せた俳優さんが演じてて、面白い。まだ、ほとんど無名のアル・パチーノは、コッポラにとっては「ゴッホの黄色」だったんだんだねー!

好きなキャラは、秘書のベティ。よかったー!そう、秘書の結託はマフィア寄り怖いのよ。彼女のおかげで解決した事、多かったんじゃなーい?

次々と起こるトラブルをラディが「俺に任せとけ」と、ベティのナイスフォローをうけ、解決していくのが、ワクワクして、見終わってしまうのが悲しくなるくらい、好きでした。

もう一回、ゴッドファーザー、見よーっと。
(次に見るで、ゴッドファーザー勧めてくるU-NEXT、好き。)
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