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ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男のMのレビュー・感想・評価

4.0
I'm gonna make him an offer he can't refuse.

歴史的傑作「ゴッドファーザー」を世に送り出す為に奮闘する制作会社と仲間たちの物語。スタジオ内の軋轢、マフィアとの癒着。プロデューサーのアルバート・S・ラディを主人公に、名作の裏側を描く。

良作です。
ストーリー、テンポ、映像、役者…全部良かった。
個人的には、エヴァンス役のマシューグードが最高でした。特徴的な話し方を上手く再現(いつものイギリス英語はどこいった!?)。口先だけで信用ならない…のに愛さずにいられないキャラを好演。敵対するバリーとの関係も良くて、美味しい所はエヴァンスが持って行きました。魅力の塊みたいな人でした。

本作は、パラマウントとラディから見た制作秘話です。制作がパラマウント+で、ラディ本人も入ってるので、多分、だいぶ美化されてます。エヴァンズ目線の「くたばれハリウッド」と言うドキュメンタリーもあるので、併せてお楽しみに。
どちらも一方からの見方に過ぎなくて
現実はもっとドロドロしたものだったのでしょう。
※マフィアと金銭的にクリーンとは思えないし。
※ブランドって本気でセリフ覚えないらしいし。
※コッポラとエヴァンスは、きっともっと揉めてるし。
※ラディ、多分、だいぶ美化されてるしw

水野晴郎さんばりに「いやぁ、映画って本当にいいもんですね~」って言いたくなる作品でした。
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