このレビューはネタバレを含みます
『ゴッドファーザー』は何度も見ているのだけど言われるほど名作だとも思えず特に好きでもない。このドラマを見るに当たって、1作目を見返してついでに2、3も見る。どれも長くて面倒だった。
しかし、このドラマを見たらあのシーンの裏にはこんなドラマがあったのかなど、すごくワクワクしてもう一度見返したくてたまらない。
主人公のアルが、別に腕っぷしが強いわけでもないのにヤクザの事務所に単身乗り込んでコロンボに感心される。彼の勇敢さがかっこいい。強い人が怖いものなしなのは普通だが、特に強くもなんともない普通の彼が勇気だけで身一つで対応する姿に感銘を受ける。
上司のエディはいい加減な男だけど、本当にうっとりするほど魅力的でかっこいい。バリーも邪魔くさい存在だし、映画を台無しにするようなことばかり言って本当に嫌なのだけど、立場を違えどお互い認め合う姿に感動する。
コッポラが何の不自由もない巨匠だと思っていたら、特に立場が強くもない新人監督ですごく苦労している。タリア・シャイアもなんの悩みもなくコネで出演しているのか、それとも実力があるから出ているのかと思っていたら、すごく悩んでいる。
アル・パチーノもまったく新人で自信がない。
ヤクザ連中も魅力的でコロンボが特に近づきたくはないけど魅力的だ。映画が彼らに受けたのは本当にうれしい。