燃えつきた棒

ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男の燃えつきた棒のレビュー・感想・評価

5.0
フランシス・フォード・コッポラ監督の映画『ゴッドファーザー』制作の裏側を描いたドラマだ。
コッポラや原作者のマリオ・プーゾやアル・パチーノなども描かれており、『ゴッドファーザー』好きにはたまらないドラマだ。
映画で、敵対するドンを暗殺するのに用いられたシチリアのお菓子カンノーリなどもさりげなく登場して、隅から隅まで『ゴッドファーザー』づくしだ。

僕が見始めたのは、主人公のプロデューサーがマフィアのドンから映画に難癖をつけられる第三話からだが、マーロン・ブランドからドン役への出演OKの返事が来たシーンでは、思わず拍手してしまった。
見事な吸引力である。
ぜひ、もう一度第一話から観なおしたいものだ。
最近では稀に見る面白いドラマだ。


コッポラは、『ゴッドファーザー』でアメリカを描いたと言っていたが、彼は知らずに今のプーチン・ロシアを描いてもいたのではないか?
いかん、もう10回以上も観ているのに、また『ゴッドファーザー』が観たくなってしまった。
おそらくドン・プーチンも10回以上観ているに違いない。
燃えつきた棒

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