碧

ひかり男子高生徒会の碧のレビュー・感想・評価

ひかり男子高生徒会(2021年製作のドラマ)
3.5
個人的には、『The Tasty Florida』(スターメンバーの華やかさ)と『君の視線が止まる先に』(高校生の片想い)の間くらいのテイストだと思った。『To My Star』のような、冷静に人間関係を見つめる描写もある。

シヌが素敵で好きなんだけど、ちょっと長く感じたかな。

生徒会メンバーは性格付けがはっきりしていて面白い。
でも温室のような男子高生徒会&顧問の先生と、その外の世界の落差が激しい…(ネタバレに続く)





【ネタバレ】





と思ったけど、これも"卵の殻を破らねば雛鳥は生まれずに死んでいく"ということなのか。
…とすれば、シヌとダオンは2人のユーリ、テギョンはトーマでありエーリク、シウンはオスカー、ソヒはアンテと重ねて考えることもできるのか…(結構違うけど)
(参考文献: 少女革命ウテナ、デミアン、1999年の夏休み、トーマの心臓)

それはそうとして、こういう作品に登場する、"余計なことをする女の子"には、いつも悩まされる。
他の主要な登場人物が男性なので、"女性=余計なことをする存在"という風に感じられるのも嫌だし。
その女の子がいないほうがいいなあと視聴者側(女性である私)が思ってしまう展開も、嫌だなあと感じる。

でもまあ、アンテ的な存在も必要なのか。とすればこの世界観の中では女性になるのか。とも思ったり。
碧