ゆりな

30までにとうるさくてのゆりなのレビュー・感想・評価

30までにとうるさくて(2022年製作のドラマ)
5.0
「仕方ないなんて思ってほしくない」
「人生はまだまだ長い。何度でもやり直せる。ここからが新しいスタートです!」
「30までにって悩んでた私たちって、なんなんだろうね。」

番外編を見てから、レビューしたくて遅くなり……見返した。
普段全くドラマを見ないのに「絶対見て!!」と勧めてくれた友達、ありがとう〜〜〜!
終盤、毎週配信時間に待ち構えてたのは、本作とバチェラーくらいです。

「4人の女の子が主人公」は、少女漫画でよくあって好きだけど、大学や同期じゃなくて「同じ飲み屋の常連」ってところがいい。笑
見返すと、特に遥と花音が、ちょこちょこ酒好きの癖が出てて笑っちゃった。
改めて結末知ってると、初回のようなハラハラはないものの、グッと来るものがあった。

ゲスの極みがデビューしたときから、ドラマーのほないこかちゃんがビジュアル含め大好きだったので、嬉しい起用!
この後、映画館で観た「愛なのに」の演技もよかった。
霧島れいか、「ドライブ・マイ・カー」と印象違いすぎて、役者ってすごいなぁ〜と。愛梨ちゃんが「大豆田とわ子」の唄ちゃんなのもいい。

タイトルの通りで、日本って「30までに」ってうるさいんですよね。逆に自分も辛かったのって29からの1年間で、30超えて31である今は、ちょっと解放された感がある。
いい回で「真夜中のドア」がフル尺でかかるのも泣けた。

最後の遥の選択も拍手だったり、途中の恭子の決意も拍手だったし、転んでなぁなぁに時間が過ぎるのを待つ……じゃないところにパワーをもらったし、ドラマならではの「ラッキー展開」が多いわけじゃないのもよかった。ちゃんとみんな、道を切り拓いてた。

無意識にがんばりたくなる、新しいことを探したくなるドラマでもあるし、逆に真面目でがんばりすぎる子にも見て欲しい作品。

以下ネタバレ


・主人公の遥、改めて見ると、落ち込んだときもやさぐれず一人で飲みに行ったり、一人行動が上手くて、結構しっかりしてる。あくまでも「セックスが好き」であっても、「寂しがり屋」じゃないところがよかった。あの感じが最終話に繋がったんだろうな〜。

・詩のお母さんが「何かできることある?詩には幸せになってもらわなくちゃ」って言う言葉にジーン。女友達ならあるけれど、こんなにストレートに愛情を伝えてくれるお母さん、優しすぎるなぁ。

・もっと言うと、恭子がどうして男性や恋愛に興味ないけれど、子どもだけ欲しいのか知りたかったなぁ〜!
かなり波瀾万丈で、かわいそうなくらい苦しい経験が多かった遥>>恭子>>花音に比べて、詩だけちょっとイージーモードだなと思っちゃったw

・みんなが言うように、花音ちゃんが一番女子女子して見えるけど、中身男前で友達支えるところもかっこよくてよかった。
ゆりな

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