仕事あがって、一話~最終話まで一気見してしまいました。
浅田次郎の小説は好きで何作か読んでますが、これは知りませんでした。
時代や組織の終焉に際して、後始末に携わる人を描いた小説をいくつも発表していますが、この映画の原作もそうですね。
タイトルになっている、主人公の的矢六兵衛。私が感ずるに、彼は鏡であり鑑(かがみ)ではないですかね。
人生で物言わぬカガミに1度や2度問いかけた経験が誰しもあるのでは。
吉川晃司も上地雄輔も大変な難役を好演してます。脇もそれぞれ素晴らしい。悪役ですら魅力的。
「私はどうなのだろう」と自らを律したい時にまた見直したいですね。
六兵衛さんはどうしてあのような行動を?そして何をしたかったのか? 最後まで通してみたら、ストンと得心いたしました。