なっこ

クロステイル 探偵教室のなっこのレビュー・感想・評価

クロステイル 探偵教室(2022年製作のドラマ)
3.1
意外と毎週楽しく見られたのはこのドラマだったかも。探偵という謎の多い職業がちょっと身近に感じられた。
あんな風に同期でチームを組んで協力しあって探偵業務をこなしていくのかな、という未来の彼等が垣間見えた最終話。
年代も職種も違う男女が一緒に課題をクリアしながら仲間意識も芽生え協力関係を築いていく、こういうカリキュラムで仕上げていくと、その後の仕事もすんなりうまくいって離職率も低いのでは…なんてね。


※以下視聴中の感想

#2→6
教室や職場が舞台のメンバーが固定されたドラマではよくある、登場人物ひとりずつに焦点を当て人物像を掘り下げて一話を構成し、メンバーシップを徐々に高めていくという王道のつくり。そこに、探偵教室の教師役としてゲストが登場、目新しさも生まれる。全体を通しては主人公の父の失踪と、探偵としての彼の過去の事件が謎として残り続ける、そして明らかに何かを知っていそうな校長の存在感。回を重ねて少しずつ積み上げていく事実と探偵の卵たちの成長譚。しかも毎回課題を見事にクリアし解決していく一話完結の爽快感もある。それが現実に起こっている事件の解決にも糸口を与えてくれそうなほど見事で、本当に民間の探偵でもここまで問題解決できちゃうものなのかな、なんてちょっと期待しちゃう。

正義の匂いがする、という主人公のセリフ好きだな。

どんな仕事にも大切にしてる正義ってきっとある。正義という言葉をどこか敬遠しているいまだからこそ、ちゃんと大事に心に秘めておいて欲しいな、市井を生きる全ての人が。
なっこ

なっこ