役者さんってたぶん孤高でいないといけない存在なのに2人とも演技をする意味がそれぞれ悠仁（多家良）から貰える価値の為に、なのが何とも歯痒かった。悠仁は多家良という天才に頼られる自分というプライドからもう手を引けなくなってしまっているし、多家良にとっての演技って悠仁と共鳴する為のものだしそれの根源ってまず恋心だし。多家良が売れて価値を提供し合えなくなった時のふたりのすれ違いが運命共同体であったことの難点を炙り出していくようで辛い。ちょっとずつ着実に、何かが崩れていくのを描くのがとても上手いドラマだった。
最終回の終わらせ方だけ無理やり綺麗にまとめようとしました感強すぎて微妙でした。十分役者は個々であることを思い知ったんだから別に讃合わなくても良かったんじゃないか？
最近大活躍の工藤遥がすごく良かったです。
