わさび醤油

明日、私は誰かのカノジョ シーズン2のわさび醤油のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

漫画、一期と特別編視聴済み。
特別編前編は安定の面白さ。ゆあはかわいいし村の閉塞感と都会への憧れ、そしてどうしようもない孤独が痛いほど良くわかる。ただし後編はまた余計に期待して傷付く描写が加えられたみたいで見ていて特別「良かった!!」とは思わなかった。ただやっぱりおばあちゃん失うのは辛すぎる…。
るな編は原作で一気に夜職に視点を置いた感じで共感できるところもわからず、普通だったけどドラマになってるなの人物像がより強く、雰囲気としてもしたたかに描かれていて思ったより面白かった。バシくん推してる女の子はそれこそガチ恋粘着獣じゃないけど、流行りのミーハーとは違うガチの「推し活」って感じ。「ただ推してるだけなのに、どうしてこんなに傷付かなきゃいけないの!?」ってキレるのが、推しが燃えた経験がある身としては「ただ」じゃなくて勝手に期待して「推してる」から傷付くんだよ…って虚しくなった。
エミ編はキャスト発表から似てる!!と思ってました(占い師の先生も雰囲気を掴んでてすごい)。ルナ編から移り変わると一気に年齢層が上がってつまらないように感じたけど、最後まで見ると原作のときも感じた誰しもあり得うる未来につらくなって、友達とすべてが終わったあとに「頑張って生きようね」って手を握り合ってるシーンは「死のうね」との対比に泣いてしまった。
定番とはわかりつつも、エミとるなとバシくん推してた女の子がすれ違う描写は良かった。ガチ恋粘着獣とかだったら掴みあってそうだったところをまたすれ違いで振り返らせもせず〆るのが明日カノって感じのリアルさで沁みた。
残りは一周回って今してる雪編?って思うけど雪はあまり似てるとも思えなければ共感するところも少ないので別に続きは…とも思ってしまう。
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