毎話毎話、目頭が熱くなるシーンが必ずあります。心に真っ直ぐに突き刺さってくるものが。小熊目線だけではなく、バイブスの他の編集者や、漫画家さん、漫画家さんのアシスタントなど、様々な視点から物語が進められて、自分も一緒に雑誌を作っているようなそんな気分になります。こんなに苦労して一冊って作られているんだな、書店員さんってこんな風に配置をこだわっているんだなって、そんなことも自分は知らず、何なら出版社を気にして本を買ったことなど一度もありませんでした。このドラマの時代よりも更に紙の本の売り上げは減少傾向にあると思いますが、私は本屋さんがある限り、足を運んで、運命の出会いをこれからも沢山したいと思います。まるでバイブスの皆さんのように、本を愛し、作品を愛し、作家さんを愛し、そして気づかぬうちに大きな翼を持つ強い人になれていたら良いなと思いました。
