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重版出来!のmaroのレビュー・感想・評価

重版出来!(2016年製作のドラマ)
4.0
面白いドラマだった、本当に!

曲がりなりにも、自分もエンタメ分野に身を置いているし、それなりに社会人としての年数も経ったので、売上なのか面白さなのかという葛藤や、作家になれなかった悔しさや、他人を理解する苦悩や、行きたかった部署で行けずに腐る心境とか、そういうところはとても共感できました。

特に漫画の編集という、作家と一番近いポジションでの出来事だったから、作る人とそれを支える人の対立や葛藤は、毎回とても楽しく感じられました。

最初は、主人公である黒木華の成長物語だと思っていたけど、オダギリジョーも松重豊も安井顕も、みんな漫画を愛し、それぞれのやり方で作家と向き合い、対立や葛藤を乗り越えてハッピーエンドに持っていくのが、個人的にはとても素敵だなと思って、後半は毎週泣いてました。

何か特別なことがある話ではないけれど、日常の中で起こる何気ないことにも焦点を当てて、しっかりドラマとして成立させていたところに、「明日も仕事がんばるかー」と思わせてくれるポイントがあったのかなーと。

いやー、いいドラマだった!!
働いている人にはぜひ見てほしいドラマでしたね!
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