松本花奈監督・脚本。
大学を卒業して数年経つサークル仲間が学生の頃から続けているインスタントラーメンレシピ開発をフックに仲間との交流を絡め、成長していくドラマ、かなと思う。
コロナ禍以降に作られたのか、マスクこそ無いものの、オンラインミーティングを活動の中心としている辺り、そういう影響なのだなと感じる。それぞれ仕事や私生活でも悩みを抱えていて、毎回メンバーそれぞれにスポットが当たり、何かの気付きがありそれかレシピに生かされ、仲間からはそのリアクションを得て成長に繋げるというある種王道パターン。
今回は、役者の力不足を感じ、それが足を引っ張るのか全体的に今ひとつだったけれども、最初はなんだこれといったラーメンのアレンジも、段々面白くなってきた。むしろ、普通に自炊指南として成立するのではなかろうか。インスタントラーメンはただの入口。
途中から男子のみ、女子のみのグループてスポットが当たり、単独の回よりもそれぞれの個性が際立つ感じに。最後に一同に集まったときにその集大成となり、共通の目標に進んでいくが。
もう、ここで優勝とかそういうの、どうでもよくなるよなー。あと、優勝作品見たかった。
気になったのは、代々続くサークルだったなら彼らはこの集まりには誘われないのか(たまにその学年だけ変な結束を固める代があったりはするよね)、あと、部室が恐ろしく立派だったこと。調理場は学校の施設を予約制で各サークル交互に借りたりすると想うんだけど、ここはサークルのプレートがあって、部室の鍵借りて入ったらあれだったもんな。
