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Pachinko パチンコのmeikoのネタバレレビュー・内容・結末

Pachinko パチンコ(2022年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

日本が在日朝鮮人をどんなふうに差別してきたか、とてもよくわかるドラマ、、。
踏まれれば踏まれるほど、その人たちの誇りは強くなる、
それを「反日」とひとくくりにする一部の日本人の言い方は本当に何も見えていなくて恥ずかしい。

ハナの存在とか、ぴんとこない設定もあったし、キャストの日本語の下手くそさが気になるというコメントもあったけど、
日本でこんなドラマは今は残念ながら作れてないんやから、文句つけてる場合?!と思った。、


在日の世代間の考えの違いのようなものにも少し触れられた気がしてそれも興味深かった。
日本人からお金をぶんどるのが見返すやり方、と思うソロモンと、
これ以上何も日本に差し出したくない、誇りを失いたくないハンメ。

以下、最初から見てった感想

この世の醜いものから守りたい、というお父さんの言葉に泣いてしまった。
This is usといい、最近良いドラマだなと思うのは過去と未来の行ったり来たり。
「暮らしやすい」ってなんやろうと最近考える。わたしにとってある程度、かなり安全で便利な国でも、それは日本に住む日本人だからで、平気で無意識にコリアンや他の在日外国人を差別する国でもある。

自分達でつくった米も食べられないということ。
尊厳を守るってどういうことか、故郷に帰るってどういうことか、ハンメの帰郷で考えた。

「怒りをためこんでいると、いつのまにか自分の輪郭がわからなくなる」
「自分を半分に割ることはできなかった」

家父長制に耐え忍びながら、知恵をつくしながら、生きた女たちの姿が見ていて辛い。子の名前を家長につけさせたソンジャは、義兄を立てたとも言えるし、この子を殺させないソンジャの策略とも言えると思う。
日本の植民地支配に苦しむ朝鮮人の男たちの苦しみは、女たちへの暴力に。下には下を作るのがよくわかった。

はやく次が見たい。
作ってくれてありがとうと思います。
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